TOEIC860越えまでの勉強法・その1

まずは、以下のグラフをご覧ください。
TOEICは2010年3月に初めて受けて、今までに4回受けました。
実は内心、伸び悩んだ時期もあると感じていましたが、時間軸で見るとほぼ直線になっていて、こういうタイプは珍しいようです。


次に、Listening/Reading別の推移です。
最初はReadingのほうがスコアが低かったのですが、3回目からは逆転しました。Listeningは、毎日相当時間数聴き続けていたのに一度スコアが落ちた時があり、結構へこみました。



■前提
まずTOEIC対策以前のベースとして、iPhoneでAudiobookやPodcastを毎日聴きました。家から一歩外に出たらイヤホンを付けて英語を流して、電車に乗っても歩いても会社に着くまでずっと聴いて、家でも聴きました。
最初のうちは、移動中だと集中できなくて効果ないかなと思った時期もありましたが、やはり続けていくと、ちゃんと効果が表れるんだなと感じます。

読む方では、『7つの習慣』の英語版(The 7 Habits of Highly Effective People)を4ヶ月かけて読みきり、その後the meshを読みきりました。

また私は約一年、レアジョブというオンライン英会話を受講しています。その過程でリスニング力UPを実感しました。「今まさに発言された生の英語」を、会話が続くよう必死に聴き取ると、いい訓練になります。
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その上で、中村澄子先生のTOEIC対策本を読み、公式問題集Vol3とVol4、あともう1冊ちょっと難しめだけど去年買った問題集をやり込みました。何度かやると問題を覚えてしまいますが、音読したり単語を覚えたり文の構造を理解したり、解く度に成長できるよう繰り返しました。


次に、私がTOEICの練習と本番で心がけたことを、PART別に書いていきます。市販の本にはあまり書かれていない内容も含まれると思います。


■PART1
常に少し先回りをして、次の問題の写真を見ておいたほうがいいと思います。主役になるのが人か物か背景か、全てのパターンを予測します。「浜辺におっちゃんが寝そべってて、後ろに家が並んでるわ」とか、日本語でもいいので、音声が流れるまでに確認しておきます。

目立たないものが主役になることもあるので、写真は隅々まで見ておきます。私が苦手だったのは、人以外が主役になった時の、"物 has been 過去分詞"(現在完了の受動態)と"物 is being 過去分詞"(現在進行形の受動態)。その類は特に何度も聴きました。

■PART2
以前の私の問題点は、一つ一つは解けるのに、11〜40まで通して解くと集中力が途切れて、何問か「ん?今なんて言った?!」という場面があり、勘で答えてしまうことがありました。そこで、PART2の勉強(練習)では必ず、11〜40全てを通して解くようにしました。

11〜40までを1セットで練習すると、集中力と正答数は必ず上がります。冒頭の一語目、WhenやWhy等を聴き逃さないことが大事なのですが、そこだけだと間違えることがあるので、問題文と応答文の全体を聴いて一番自然な答えを選ぶようにします。

■PART3、4
先読みのリズムを崩さないことがテーマでした。最初は英語を読むのが遅かったので、ストップウォッチを使って20秒以内で読むといった練習をしました。リズムを崩しやすい人は、音声が流れている設問番号のちょうど一つ先を読むようにすると、ペースメーカーになってやりやすいと思います。
本番ではぶっ通しで音声が流れるので、やはり集中力が切れやすいです。普段の練習でも、1問や2問ずつ細切れにやるのではなくて、PART3全問、PART4全問、といった一塊を区切りとしてやれば、集中力がつきます。


【この頁のまとめ】
●英語を大量に聴いて読むことが前提!
●先読みのリズムを崩さないように練習しよう!
●問題を細切れではなく一塊通しでやると、集中力がつく!


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