TOEICを目標にする意味

TOEICで高い点数を取っても話せなければ意味がない」「テクニックで点数が取れるから英語力を測る試験ではない」など、何かと批判もされるTOEICですが、本ブログでの主張は、「TOEICはとても役に立つので、可能な限り高い点数を取っておいた方がいい」というものです。

実際、僕自身がTOEIC900越えという結果と過程を経験する中でも、いくつもの利点がありました。

もしあなたが「いつか英語で仕事をできるようになって、チャンスを広げたい」と思い英語を勉強しているとしたら、最初の実務経験を得ることが必要になります。

20代の若い人は別として、アラフォーぐらいの年齢で「経験なし」だと、その仕事にアサインしてもらうのはなかなか困難です。

その困難をクリアするためのアピール材料として、TOEICスコアは有効です。

特に日系企業では、TOEICスコアが過大評価される傾向があります。
僕が勤める会社も同様ですので、「あいつは英語がぺらぺらで、ビジネスレベルだから、英語のことはあいつに任せろ」と、自分の実力以上に思われる節があり、結構焦りもしました。

が、これがいいんですね。
少し背伸びして、自分の実力以上のことを任せてもらうことによって、自分のレベルが上がっていきます。

「あいつはTOEICの点数だけで、英語できないじゃないか」と言われるのが嫌で、英語への取り組み方もより真剣になります。

会社へアピールをし続け、最初の英語業務にアサインされれば、あなたは英語での実務経験を得ることになります。
仕事で使うようになると英語の伸び方も違ってきますし、次回以降また英語での仕事を任せてもらいやすくなります。

また、TOEICには目標設定に必要な「納期」と「数値」という項目が最初から盛り込まれているため、目標として最適です。

達成するためには相当数の勉強が必要ですので、英語学習の継続につながりますし、英語力もある程度偏りなく向上させることができます。

TOEICはテクニックで点数が取れる」という意見がありますが、テクニックだけで860点や900点以上を取れるというのは現実的ではありません。

TOEIC対策では使える英語は身につかない」という意見もありますが、TOEIC教材での勉強を徹底的にやれば、使える英語につながります。

「話せなければ意味がない」という声もありますが、僕の周りの 860点や900点を越えている人は話せる人がほとんどですし、話すのが苦手な人でも、オンライン英会話で集中的に練習をすれば、程なく話せるようになるはずです。

また、「TOEICスコアがあっても本当の英語力がないと意味がない」という意見もありますが、「本当の英語力」または「ビジネスレベルの英語」は定義範囲が広過ぎて目標設定をしづらいですし、「本当の英語力」があればTOEICの問題は易しいと思いますので、TOEICの有用性を打ち崩すには至っていない、というのが僕の意見です。

一つ確かなことは、僕はTOEICを経験したから英語を継続的に勉強して力を向上させ、仕事でも英語を使えるようになった、ということです。

この記事を読んでくださっているあなたも、ぜひTOEICをうまく活用して、これらのメリットを享受していただければと思います。


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