お薦めアプリ「音まねレッスン」で発音がよくなる3つの理由

この章では、iPhoneのお薦めアプリ、「音まねレッスン」をご紹介させていただきます。

これは、NHK講座活用本や『働く女! 私が32才から始めたこと』など多数の著書のある川本佐奈恵先生の同タイトルの教材本をアプリにしたものです。

このアプリで発音がよくなる理由は、大きく3つあります。
【簡単】【集中】【比較】です。

■簡単
この学習法のコンセプトは、ネイティヴの音声を聴いて、それをまねることです。
たったそれだけ。とてもわかりやすいです。
このシンプルさが大事で、やり方にあれこれルールがあったり、過程が複雑だと面倒になってやる気がわかないですよね。

操作方法もとても簡単で、カレンダー画面で今日の日付を選ぶと、レッスンが始まります。学習記録も自動的に付けられるので、進捗管理も簡単です。

そしてこのシンプルさは、二つめの利点である、集中にもつながります。

■集中
音まねレッスンは、短い例文を聴き、自分でそれをまねることにフォーカスしています。

英語学習に取り掛かる際に、伸ばしたい英語のスキルをあれもこれもと広げるよりも、一つ一つに絞って集中した方が、身につきやすくなります。

音まねレッスンは、コンセプトはシンプルな分、徹底的にまねることが必要になります。
発声、口の形、舌の位置、抑揚、高低、リズム、とにかく全部を、徹底的にまねます。

川本さんの考え方は、「頭に覚え込ませるのではなく、口の筋肉に覚え込ませる」というものです。

頭で考えなくても口が勝手に英語を話すのを目指す、そのためには徹底的に、何度も何度も繰り返すのが有効です。
このアプリは、それを実行しやすくなる工夫がされています。

■比較
このアプリの学習は、ネイティヴの音声を聴く→自分がまねた声を録音する→ネイティヴと自分の声を連続再生もしくは重複再生して、細かい違いまで比較する→最初に戻る、という手順で進めます。

この、録音と比較再生を一つの画面でできる点が、このアプリをお薦めする一番の理由です。
自分が英語を話すのを録音することは、発音を改善する上でいい方法だということはよく言われていて、それは事実だと思います。

が、自分の英語を聴くだけでは、改善すべき点を見つけてトレーニングし、改善するところまで持っていくのは難しく(LとRが苦手、などを認識することはできますが)、音声を再生するのに時間もかかりますので、続けるのは大変です。

音まねレッスンアプリを使えば、気をつけたい発音箇所に絞って、比較しながら繰り返しトレーニングができますので、発音、発声、発話を効率的に改善することができます。

僕がこれを使って気づけた大きなポイントは、ネイティヴと自分とで一番違うのは、発音というより発声、自分は口先だけで発音を作っている感じがして、ネイティヴはもっと奥の深いところから英語を出している感じがした、という点です。

これは、全く同じフレーズ、しかも短いフレーズを使い、ネイティヴと自分の声を同時に再生することで気づけたことです。
そしてその後は、重複再生した時にほとんど同じぐらいに聴こえるよう繰り返し、口の筋肉に覚え込ませています。

そんな優れものの「音まねレッスン」アプリ、通常600円のところが3000DLまでは350円になるセール中です(安すぎます!)。
自分が口から出す英語を改善したいと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。


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「英語で歌って喋る会」「甘党英語の会」を開催します

ご自身と同じように英語学習を頑張っている方々と交流することでモチベーションを高めたり、あとは少し息抜きの場になればという思いから、オフ会を開催します。

概要を以下に記載しますので、ご参加希望の方は、Twitterで@self_agendaまでリプライをください(一部のみ、二部のみ、一部二部両方、の区別もご連絡ください)。

■日程 9月9日(日)

■第一部  英語で歌って喋る会
時間 11:00〜13:00
人数 10名程度
内容
・英語で自己紹介(一人一分)
・英語で一曲以上歌う(二曲目以降は日本語でもOK)
・会話はなるべく英語で

■第二部  甘党英語の会
時間 13:30〜15:30
人数 10名程度
内容
・英語で自己紹介(一人一分)
・前半 甘いものを食べながら英語で会話
・後半 甘いものを食べながら日本語で会話

■場所 新宿を予定

■参加条件
self_agendaに実際に会ったことのある方、もしくはfacebookに実名と顔写真を掲載している方
TwitterのDMで@self_agendaにfacebookのアカウント名をご連絡ください)。

※ご応募いただいた方が多数の場合、抽選とさせていただく可能性があります。

成長に差がつくポイントは、苦手箇所の分析

英語を勉強しているAさんとBさんがいるとします。

二人が同じ時間数、同じ方法で、同じぐらい真剣に勉強しているのに、英語の身につき方やTOEICなどのスコアの伸びが違うとすると、考えられる違いの一つは、苦手箇所を分析しているかどうかです。

TOEICのスコアがなかなか上がらないんですけど、どうしたらいいですか?」と質問をする場合に、具体的にどのパートのどんな問題が苦手なのかを併せて説明できる人は対策を立てることができ、苦手箇所をつぶして総合的な英語のスキルを伸ばすことにつながりやすいですが、それを説明できない人はその逆で、同じ結果を得るまでにより多くの時間を使うことになります。

「リスニング/リーディングが苦手」というだけでは不充分で、例えば、

・PART1で物が主語になった時の"○○ has been 過去分詞"か"○○ is being 過去分詞"かで間違える。
・PART2でイギリス人の発音が混ざってくると間違える。
・PART3で設問が音声の順番どおりでない場合に聞き逃して間違える。
・PART5で冠詞、空欄、名詞と並んでいる時に、現在分詞か過去分詞かで間違える。
・PART7でNOT問題が出ると、必ず時間が足りなくなって間違える。

という具合に、細かいところまで自分の弱点の傾向を挙げ、それを打破できるための対策を考えます。

TOEICで苦手箇所を把握するためには、相応の量の問題を解いて、間違えた原因を一つ一つ確認していく作業が必要になりますので、なかなか骨が折れます。
特に学習開始から間もない「どこが苦手というより、全部苦手というぐらいたくさん間違える」という時期には、着手する気が起きないかも知れません。
ですが、それをやるかやらないかで、目標達成までの期間は大きく変わってきます。

苦手箇所から目を逸らしたまま得意なところばかり勉強をし続けていると、それがボトルネックになり、得意なところがさらに伸びていく邪魔をしてきます。
仮に、せっかくリスニングが得意だとしても、文法が苦手なら、一定のところからはスコアは上がらなくなります。
文法を理解できないと意味を取れない場面が出てくるからです。

苦手箇所の分析の効果は、試験のスコアアップだけにとどまりません。
英語のリスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの四技能は全てつながっているためです。


では、どうやって苦手箇所をつぶすかというと、以下の二つの方法に時間を集中的に使うことで実現できます。

・苦手なところを重点的に繰り返して復習する。
⇒正しい例文を暗誦するぐらい音読し、体に覚え込ませるようにします。

・間違えてしまうプロセスを分析し、それを変えるための新しいプロセスを作る。
⇒例:PART5で前後一語ずつだけ見て早とちりして間違えるプロセスから、幅を広げて意味を取り根拠を持って選択肢を選ぶプロセスに変える、など。


英語学習の開始時には、好きなこと、興味のあることをがんがんやって、英語を習慣化するのがお勧めです。
そしてその後、ある程度英語に自信がついてきたら、どこかのタイミングで苦手箇所の分析と対策に比重を置くようシフトすると、その後の伸び方が加速しますし、より一層英語が面白くなってきます。

もしあなたが、たくさん勉強しているのにどうも成長に引っかかりを感じるなら、ぜひ実践してみてください。


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僕がTOEIC等のリーディング速度を上げるためにした7つのこと

この章では、 リーディングのスピードアップのために、僕が工夫して効果的だったことを書かせていただきます。

参考までに僕の直近のリーディングの速度は、TOEICのPART7の問題文、選択肢、本文を全文読んで、一問一分で終わらせる程度です。

英語学習を開始してしばらくの間は英語を読むのがとても遅く、PART7の長文を読み飛ばしをしても時間内に終わらず、最後の10問以上は塗り絵状態でした。

その間にしてきたことは、以下の7つです。

1. 語彙と文法の力を上げる
ボキャブラリーと文法理解が不足している場合は、当然読むのが遅くなります。
知識として知っているだけだと数秒間考えてしまうため、その語彙や文法を見たら瞬時に意味がわかるように、しっかり体の中に取り込む必要があります。
こればかりは、根気強く繰り返すしかないです。

2. ストップウォッチを使って、速く読む癖をつける
当初は、語彙と文法を強化したら速く読めるようになるだろうと思っていたのですが、なかなかそうはなりませんでした。
ある日、じっくり読む癖がついてしまうといつまで経っても速く読めるようにならないことに気づき、ストップウォッチを使って「何分以内に読む!」と決めて練習を繰り返しました。
そこから、明らかに読む速度が上がりました。
最初は、スピードを優先して意味の理解が追いつかないかも知れませんが、繰り返すうちに意味もつかめるようになります。
なかなか意味が取れるようにならない場合は、語彙と文法をより強化しながら、読み飛ばしてしまっているところがないかチェックしてみてください。

3. 読む前に、まずテーマをイメージする
これは結構重要です。早く読み進めたい気持ちを一瞬だけ抑えて、その前にタイトルや形式を落ち着いて見て、この文がどんな内容なのかを推測することで、内容理解と読む速度が上がります。
なお具体的には、BBCやFinancial Timesなどのニュース記事を毎日3〜4本読んでいました。

4. ヨーイドンで集中する
読み始める時は、ダラダラっと入ってはいけません。
必ず、「さぁ、今から読むぞ!」と軽く息を吸って、「ヨーイドン!」と心の中で発してからスタートダッシュします。
練習でストップウォッチを使える場合は時間を計り、それ以外の時にも何分何秒経ったかという時間感覚を意識して読みます。
練習の段階から常に雑念を捨て、集中するトレーニングをします。

5. 指で読む
集中して読むのに一番いい方法は、余計な情報を見ないことです。
そこで僕が編み出した技は、「指で読む」です。
つまり、今読んでいる箇所を指でなぞりながら読む方法です。
余分な英文をシャットアウトできますし、指を動かす速さがペースメーカーになるため、その意味でも速度アップに貢献します。
ちなみに僕は中指派ですが、お好みの指でどうぞ。

6.  アルファベットではなく、カタチで読む
言うまでもなく、英語はアルファベットが組み合わさってできています。
ですが、英単語のアルファベットの並びを左から順番に一つずつ確認して意味を取っていては、読むのが遅くなります。
そこで、英単語のカタチを見た瞬間にこの単語だと気づけるよう意識するといいです。
例えば、expenditureやexpedite、experienceといった単語を見た時に、e,x,p,e,n,と確認するのではなく、単語丸ごとのカタチで認識するようにします。
データ処理に例えると、テキストデータではなく画像データで頭に取り込む感じです。

7. 意味がすっと入ってこない場合は、頭の中で音読する
その文をスムースに理解して読み進められる場合には、頭の中で音読しない方が速く読めます。
逆に、今いちすっと頭に入ってこない場合は、頭でしっかり音読してあげると、理解度の助けになり、結果として速く読めることにつながります。
基本的にはざっと黙読、「ん?」という箇所では頭で音読、と使い分けるのがお勧めです。


以上の7つを実践すると、読む速度が上がり、TOEICリーディングのスコアアップにも役立ちます。
ぜひ参考にしてください。


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英語学習の半分は、相手への優しさでできています

某頭痛薬のキャッチコピーのようで恐縮ですが、とても大事なことで、しかもあまり英語学習本に載っていない内容なので、この章で書かせていただきます。 
 
「英語はコミュニケーションのツールだから通じればいい。文法や発音は関係ない。ボディランゲージでなんとかなる」という意見があります。    
 
これは、「完璧な英語でないと恥ずかしくて英語を話せない」というシャイなタイプの人への激励としては、一理あります。
 
その上で、それでもなお、「英語をちゃんと勉強してレベルアップし続けた方がいい」 というのが、僕の意見です。
 
その理由の半分は、英語のスキルが高まることでの成長や自己実現、仕事での成功などにつながるという、自分側の利点。  
 
そして残りの半分がこの章の主題、【相手への優しさ】です。 
 
どういうことかと言うと、こちらが話したり書いたりする時にボキャブラリーが限られ、文法ミスやスペリングミスを連発し、カタカナ発音だとすると、コミュニケーションを取る相手は、こちらの言うこと(書くこと)を、「この人、こう言いたいのかな?いやこっちかな?」と、あれこれ推測することになります。
 
また、相手の話すことを聴き取れずに言い直してもらったり、書いたことがわからず辞書をひいたり読むスピードが遅いと、相手を待たせてしまいます。  
 
これでは、相手に結構な負担をかけてしまいますので、とても対等なコミュニケーションとは言えません。 
 
英語はコミュニケーションのツールだからこそ、意思疎通をする相手にとって自分の英語がどうなればいいのかを意識すると、自ずと勉強や練習を続けることにつながります。  
 
そのことからも、コミュニケーションを取りたい相手を作るのは、英語上達の近道と言えます(ショートカットという意味ではなく、モチベーションが高まるので結果として早く上達するという意味です)。
 
ボキャブラリーを増やすのは、語彙力をアピールするためではなく、相手や場面によって適切な言葉を選ぶため。  
 
正しい文法を知るのは、知識を頭に詰め込むためではなく、相手にこちらが伝えたいことをスムースに理解してもらうため。  
 
発音の練習をするのは、ネイティヴ風にかっこよく話すためではなく、相手に聴き取ってもらうため。  
 
読むスピードを上げたりリスニングを繰り返すのは、試験のためではなく、相手の言葉をすぐに理解するため。  
 
そんなふうに考えると、英語学習への意欲も、実際の英語のスキルも、ぐんぐんアップする気がしませんか?
 
 


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アラフォーから英語学習を始め、仕事で英語を使うようになってわかったこと

先日、英語を使う仕事を担当することになりました。  
 
これは、僕が目標にしていたことの一つです。
勉強を始めた当初は、内心とても無理だと思っていましたが、今回それが実現しました。
 
実際には今までにも、たまたま入ってきた英語のメールや電話に対応したことはありましたが、 正式に英語業務の担当として会社から仕事を任されたのは、初めてです。
 
具体的な仕事の内容は書きませんが、 主に使うはリスニングとライティング、それにチームマネジメントのスキルです。
僕以外のメンバーは海外経験ありで、海外で仕事をしていた人もいます。
そんなメンバーをまとめる管理者の役割を、アラフォーからTOEICとレアジョブとiPhoneで英語を学んできた僕がやることになり、内心どきどきでしたが、やってみた率直な感想は、「楽しい!もっと仕事で英語を使いたい!」という、興奮と感激が混ざったものでした。
 
今回、英語業務の担当になってみてわかったことは、以下の3つです。
 
 
1. アラフォーから英語を始めても、留学しなくても、仕事で英語を使うことはできる。
 
相当数の勉強と会社への正しいアピールをすれば、英語を使う仕事はできるとわかりました。(それぞれの方法については、別章を参考にしてください)
 僕が特別努力したとか、すごく運がよかったというわけではなく、誰にでも大いに再現性があるはずです。
 
加えて、会社からやらされるという切羽詰まった環境もなく、 勝手に英語を勉強して、英語の仕事を獲得するに至りました。
英語の習得に、環境は足かせにならないことを再認識しました。 
 
  
2. TOEICとオンライン英会話(レアジョブ)は、とても役に立った。
 
TOEICもレアジョブも無駄にならない、それどころかめちゃめちゃ役に立ちました。 
これは意見や論ではなくてシンプルな事実です。 
具体的には、TOEICの勉強やレアジョブのレッスンで学んだ語彙が、そのまま仕事に出てきました。
 
尚且つ、海外経験のある他のメンバーはそれらの語彙を知らなかったので、僕が知らなかった場合はその業務は解決できませんでした。
 
もちろん逆に、僕にわからないことが海外経験者にわかることも、いくつもありました。
 どんな方法が正しいというわけではなくて、それぞれが違った道を経験してきて、お互いの強みを活かし、補い合ってチームで結果を出すのが大事だと肌で感じることができたのは、大きなメリットでした。
 
 
3. 仕事で英語を使うと、いいことがたくさんある。 
 
今にして思えば、「仕事で英語を使う」という、自分にとっては高い目標を、英語学習当初から立てていて正解でした。
たくさんいいことがありました。 
 
まず、仕事をしてお金をもらうことは、誰かの役に立つことの一つの明快な証ですので、英語で人の役に立てるという実感を得られます。
 
次に、仕事なのでいい加減なことはできないし、一人で勉強している時とは緊張感が違ってきます。そうやって英語のスキルアップをすると、仕事のスキルアップに直結することも、英語学習者にはこの上ない喜びです。
 
さらに、会社から英語の仕事を任された時点で、僕がアラフォーから英語を始めたとか、留学してないとかは、一切関係なくなります。
できるかできないか、それだけです。
できなければ次の話は恐らくもう来ないでしょう。
そんな状況だからこそ、自分に甘えず、本気度が否でも高まり、成長することができます。 
 
もう一点。英語を学んでいる人は、やっぱり魅力的で面白い人が多いので、その人たちと一緒に仕事ができるのは本当に楽しいです。 
 
 
僕の英語業務の経験は、まだ始まったばかりですが、一歩前に進むことができました。
 
もしあなたがこの記事を読んで、「自分にもできる!」と思い行動していただけたら、とても幸いです。  

仕事で英語を使うのは、最高ですよ。


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オンライン英会話で3分スピーチをすると、発話力が格段に向上する

僕がオンライン英会話(レアジョブ)で様々なレッスンに取り組んできた中で、最も鍛えられた方法、「3分スピーチ」について書かせていただきます。

レッスンは、以下の手順で進めます。

・先生から、その日のニュース記事を知らされる。
・記事を読む(黙読)。
・読み終わったら、スピーチを考える時間を1分間与えられる。
・1分後、3分スピーチ開始。先生は時間を計りながら、内容と発音をチェック。
・スピーチが終わったら、先生からアドバイス

この方法は、レアジョブのある先生に教えてもらいました。
人前での英語スピーチは、フィリピンの大学では普通に行われるそうです。

実際にやってみると、これは結構大変です。
そして、だからこそ鍛えられます。
3分スピーチには以下の力が必要になるという点が、レベルアップできるポイントです。

・初見の記事をすぐ理解する読解力
・1分で自分の考えをまとめる力
・自分の考えを英語で表現する力
・3分間自分の考えを話し続ける力(3分間はかなり長い!)
・3分間の時間に過不足なく、内容を組み立てる力
・構成立ててスピーチとして話す力
・聞き手に正しく伝える力(発音、フィラー(言いよどみ)抑制、語彙、リズム、抑揚)


僕は最初あまりにもできなかったので、レッスンの終わりに、次回のお題となるニュース記事を教えてもらって、スピーチを考えるのを宿題としました。
それで次のレッスンまでにお題を読み、単語を調べて、スピーチ内容を書き起こして、なるべく暗誦して、という要領でしっかり準備をしてから臨みました。
それでも最初はうまくいかなかったのですが、徐々にまとめられるようになり、その後は宿題にしなくても当日出されたお題で3分スピーチができるようになっていきました。


僕が先生からいただいたアドバイスは、

・「えーっと」とか「あー」というフィラーをなくすこと
・不自然な間を空けないこと
・同じ表現を繰り返さないこと(似たことを言いたくても語彙を変える)
・序論、本論、結論の3つで構成すること
・冒頭にLadies and gentlemenを付けるなど、本当にスピーチで語りかけるように言うこと

などです。

「厳しい!」と思った時期もありますが、手加減せずに改善点を教えてくれる方が成長できますし、今までとても無理だと思っていた3分スピーチを、何度も練習してようやくできるようになり先生に褒められた時は、本当にうれしかったことを覚えています。


最初は、自分が興味のある(既に意見を持っている)記事を選んで練習するのがお勧めです。
その中で、「記事に書かれている主題の理解し、記事と比較できる関連情報を用いながら、自分の考えと理由を述べる」という流れさえつかめると、あまり馴染みのない題材にも対応できるようになってきます。

3分スピーチの練習をすると、英語で自分の意見を発話する力がつきますので、どんどん人に伝えたくなります。
効果はスピーチ力の向上にとどまらず、普段の会話でも論点を明確に発することができるようになります。
表現の手段としての英語に磨きをかけたくなり、勉強にもますます力が入るという相乗効果もあります。

発話力が格段に向上する3分スピーチ、ぜひ試してみてください。


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