継続の秘訣は、最適な”短期・中期・長期”の目標設定

私は元々、「怠け者・三日坊主・勉強嫌い」と三拍子揃ったアラフォーでしたが、2年以上毎日こつこつ英語学習を続けることができています。英語を身につける上で、継続は必須です。そして、継続をする上で私にとって必須だったのが、「目標設定」です。目標設定が大事ということは頻繁に耳にすると思います。では、どのように設定すれば効果的なのか?という点について、記載していきます。

まず「目標」自体の定義ですが、「何が何でも絶対に達成したいと思えるもので、納期(いつ達成する)と数値を伴ったもの」とします。「夢」とは違います。また、「TOEIC満点目指しちゃおうかな(笑)」みたいなニュアンスのも違います。本気の目標を立てることが、適切な目標設定の第一歩です(本気でTOEIC満点を目指すのは、勿論ありです)。


次に、目標は、以下の3つに分けて設定するのがお勧めです。

1.短期目標
2.中期目標
3.長期目標

理由は、1つの目標を達成した後に燃え尽き症候群にならずにすみ、モチベーションの寿命を伸ばしてくれるためです。
それぞれの目標について、1つずつ説明していきますね。

1.短期目標
「超」短期目標と言ってもいいかも知れません。納期は「その日のうち」とします。
具体的には、「今日これから受けるオンライン英会話では、無言の時間を3秒以上作らない」や「ニュース記事を音読する時に、rとlの発音のミスを0にする」等、一般的にイメージされる「目標」というよりは、「心構え」に近いものですね。ポイントは、数値を盛り込むことと、頑張ればその日に達成できるレベルにすることです。

次に、「短期目標」の効果について記載します。
英語学習に取り組む際、ただこなすだけの場合と、何かテーマを持ってやる場合とでは、月単位、年単位で比べると、習得の度合に大きな差が生じます。

また、日々の英語学習に取り組む際に、昨日より今日、今日より明日と一歩一歩前進する実感を得ることはモチベーションにつながりますので、その点でもこの「超」短期目標の設定はお勧めです。


2.中期目標
納期は、「数ヶ月〜1年程度」とします。具体的な設定例は、「TOEICで860点以上を取る」等です。
中期の目標設定に於いて、私にとってTOEIC以上に最適なものはありませんでした。

その理由は、TOEICには目標に必要な「数値=スコア」「納期=受験日」が最初から備わっていて、さらにスコアは5点刻みで、受験時期も年9回の中から選べ、各々に合わせて目標を立てやすいためです。

スコアを上げたいという気持ちはモチベーションの継続につながりますし、勉強の過程で英語の基礎力が身についていきます。TOEICについては賛否両論ありますが、少なくとも私には、TOEICはとても役に立っています。

優秀な目標管理システムとして活用すれば、学習継続にとても有効です。繰り返しになりますが、英語習得には、継続が必須です。TOEICを活かすかどうかは自分次第ですので、賛否二択の議論の対象にするのはもったいないな、と思います。


3.長期目標
納期は「数年」とします。
ここでは、「ちょっとやそっとじゃ叶わないけど、達成できたら思わず飛んで喜んでしまうような目標」を設定します。想像しただけでちょっとニヤニヤしてしまう、でも現実離れした「夢」ではなく、絶対叶えたいレベルに設定します。

具体的には、「外資系企業に転職して取引先と英語で商談をする」等です。この段階の目標については、「数値」よりも「人」を置くほうが効果的です。
「Aさんのように英語でプレゼンする」という具合に、具体的な人物を置きます。具体的な人物を置いたら、その人と今の自分を比べて、自分には何が足りないのかを分析します。
「プレゼンできない>スピーキングが力が足りない>語彙が足りない=まずは語彙を増やそう」というふうに、細かいところまで展開して、取るべき行動を決めるのがポイントです。

その人が会社の先輩など身近な人の場合は、色々話を聞けて目標になりやすいのですが、自分の周りにそんな人がいない場合は、Twitterでフォローしている人を目標にするのがお勧めです。その人のtweetから、自分には何が足りないかを判断します。

この長期目標を常に持ち、達成した時の自分の姿を想像すると、本当にわくわくします。このわくわく感が、英語学習を持続する上でとても大きな働きをしてくれます。尚、これら三種類の目標を達成した場合は、また次の目標を設定するようにします。


【この頁のまとめ】
●短期、中期、長期の三種類の目標を持つと、継続につながる!
TOEICは優秀な目標管理システム!
●中期・長期の目標設定の基準は、「簡単ではないけど絶対に達成したいレベル」!



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