英語の仕事を任されるまでに取った3つの戦略〜日頃の仕事〜

私は36歳から英語学習を始めました。その後TOEICでは900点を突破し、会社から英語を使う仕事にアサインする旨の連絡を受けました。

この二年は毎日ひたすら英語をやってきましたが、仕事(英語は使わない)でも今までで一番結果を出すことができ、5%の社員しか取れないとされる個人評価を得て、担当チームも会社から表彰を受けました。

ちなみに、英語学習を始める前は、仕事でもこんなに評価されたことはありませんでした。可もなく不可もなく。そんな状態でした。


「英語を仕事に活かしたい」と考える人は多いです。私もその一人です。「英語学習に没頭するあまり仕事が疎かになる」というのは本末転倒ですので、避けなければいけません。

そこで私が取った行動は3つです。難しいことはしていません。シンプルなことです。

【1.残業なくす】
【2.切り替える】
【3.言い訳しない】


【1.残業なくす】
まず最初に必要なことです。元々は、英語学習の時間を確保するために決めたことです。当時私は、仕事が終わって帰宅して、ご飯とお風呂を終えて、あとは毎晩二時間以上部屋にこもって勉強していました。

残業してしまうと、これができませんでした。帰宅後二時間取るのは難しくなりますし、仕事での疲労感と妙な頑張った感があり、勉強する気が薄れてしまうためです。

それまでは、1日1〜1.5時間程度の残業はよくしていました。これを、0時間にすることに決めました。ポイントは、「減らす」ではなく「なくす」と決めることです。理由は、「減らす」という意識だと劇的には減らないためです。現実的には0時間にならなくてもいいです。

今までしていた残業をなくすと、何が変わるか?仕事への集中力が圧倒的に変わります。心のどこかで「残業すればなんとかなる」と思って取り組んでいる人と、「絶対に定時にあがって英語勉強する!」と思っている人とでは、仕事の速さが全然違ってきます。

無駄な仕事をなくし、効率化のアイデアを常に実践し、猛烈なスピード感で仕事をすると、次に何が変わるか? いつの間にかその人は、前より仕事のできる人に変わります。そして、会社からの評価が上がります。

言うまでもなく、残業代はコストです。仕事が定まった時間に終わるから定時と呼ぶので、定常的な残業はそもそもおかしいという考えを持った方がいいです。余分なコストをかけた人とかけない人、成果があまり変わらない場合に会社がどちらを評価するか、答えは明らかです。

「そうは言っても定時では帰りにくい」という人のためにお勧めなのは、【ロケット定時退社アピール】です。朝一番、ランチ後、夕方の三回ぐらいに分けて、「さ、今日はしっかり集中して、定時に上がるぞー!」と独り言をつぶやきます。もちろん、周りに聞こえるようにです。

オプションとして、「仕事楽しい!」「さくさく片づく!」もありです。定時になった瞬間に「お先に失礼します!」と元気よく帰りましょう。最初は残っている人に気が引けても、そのうち「あの人はちゃんと仕事をしていて定時で上がる人」と認識されます。


【2.切り替える】
これは、【仕事をしている時は英語学習のことは一切考えない】その代わり【会社から一歩出たら仕事のことは一切考えない】という切り替えです。

具体的には、朝会社に着くまではiPhoneで英語を読んだりリスニングをして、英語学習に励みます。会社に着くまでは、仕事のことは考えません。会社に着いたら英語のことは考えず、一気に頭を仕事のことだけ考えるよう起動して、やるべき業務に集中します。仕事が終わったら、また英語に切替です。

切り替えのコツは、何かしらのスイッチを持っておくことです。私の場合は、会社から一歩出た瞬間にiPhoneのイヤホンを耳に付けてリスニングを始め、英語モードに切り替えます。

逆に仕事をする時はiPhoneはロッカーにしまって見れなくし、PCでも英語学習関連のページを開かず、目の前に仕事のことしか見えない状態を作って切り替えていました。

切り替えが習慣になると、仕事と英語学習のそれぞれに集中できるため、両方でいい結果が出るようになります。尚、仕事で英語を使うようになると、この切り替えが一部いらなくなります。英語が仕事の一部になるためです。

私も最近は会社のPCで堂々と英語の調べ物をしたり、TOEICのページを開くことがありますが、それらは全て仕事に必要なためです。だからと言って切り替えは依然大事で、あくまでも「英語のための仕事」ではなく、「仕事のための英語」という意識を持つようにしています。


【3.言い訳しない】
これも最初は英語学習のために決めたことです。「アラフォーという年齢を言い訳にしない」「忙しいのを言い訳にしない」「仕事で英語が必要ないことを言い訳にしない」と考えているうちに、自分の思考自体が言い訳をしないモードに変わっていきました。

すると、仕事をする上でも、無理難題や嘘みたいな納期や理不尽なクレームに直面しても、言い訳をせずに取り組むように変わっていきました。

言い訳をしていると時間を浪費するので、帰宅後の勉強時間が減るのが嫌、という理由もありました。また、他者と不必要な議論が生まれることもあり、そうなると益々時間を浪費します。私は元々は言い訳の多い人間でしたが、【言い訳に百害あって一利なし】と知ってから、自分を変えることにしました。

言い訳をしないと、どんな変化が起こるか?そんなポジティブな姿勢で仕事をどんどん処理していく人は、会社から必ず評価されるようになります。

一度言い訳をすると、どれだけでも言い訳ができてしまうので、「一切しない」と決めてしまった方がいいです。コツは、口から出さないことです。心で思ってしまっても、口から出すのは食い止めてください。これを続けると、仕事にも英語にも必ずよい影響が出てきます。

英語を仕事のステップにしたいと考える時に大事なのは、会社に「今の仕事が嫌だから英語の仕事をしたいんじゃないか?」と思わせないことです。今の仕事で結果を出すと、希望も通りやすくなります。


【この頁のまとめ】
●残業をなくすと、英語も仕事もできるようになる!
●集中が肝。仕事中は英語を忘れ、英語中は仕事を忘れよう!
●今の仕事で結果を出すことが大事。言い訳を封印しよう!


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